部長の 今宵ちどりある記
今宵ちどりある記 vol.117
2021年06月11日
フグの産地と聞いて下関や九州を思い浮かべる人も多いと思いますが、秋田沖でもフグは揚がります。漁獲量は全国10位前後で、男鹿半島沖にはトラフグの産卵地もあるんです。
ところが、そうした事実に秋田の人はあまり関心を向けていないようです。理由は、県内にフグを食べる習慣が根付いていないため。北緯40度の冷たい海で育つことから身が引き締まり、歯ごたえがしっかりしているフグの多くは県外で消費されています。
ゆえに秋田でフグを食べようとすると、お店探しに苦労することになるのですが、「創鮓 庵河豚」さん(秋田市保戸野桜町10-6)なら間違いなく地場産のフグにありつけます(※オフシーズンを除く)。
今宵いただいたのは、すだちとポン酢と薬味でいただくフグ刺し、フグの唐揚げ、塩・しょうゆ・みそ味が楽しめるてつやき、そしてフグのヒレ酒などなど。まさにフグ尽くしのコース料理で、秋田のフグの高いポテンシャルを改めて感じることができました。そりゃあ、こんな顔にもなります。
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